2010/08/29

夏の夜の別れ

あいつとは、長い付き合いで 5年ぐらいだったかな。

暑い時も 寒い時も おれがどんな状況でも、


いつも楽しく 頭を滑るように刈り回っていた あいつ。

あいつ と過ごした日々は 楽しかった。

そんな あいつ が


今日 突然 動かなくなった。

振っても 叩いても うんとも すんとも いわない。

コンセントさして蘇生を試みた。

でも もう 遅かった。

どんだけ呼んでも あいつは 戻っては こなかった。

できることなら もう一度だけ こいつに刈られたかった。

できることなら おれの頭の上で 逝ってほしかった。

どれだけ悔やんでも もう 二度と あいつは 戻ってこない。

夏は 大切な あいつまで さらっていった。

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